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最近はほぼNative Instruments関連のブログです・・・

【Windows編】 Ableton Live + Komplete Kontrol&Komplete10 Ultimate そう簡単には連動しないその訳とは・・・

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初心者の場合、DTMにおける機材やソフト(プラグイン)の導入には、スタンドアローン使用でもDAW使用でも、最初につまずく「壁」というものが存在します。最初の「設定」です。

設定がうまくされていないと、「音が出ない」とか「〇〇が表示されない」といった不具合に直面することになります。

私もDTM熟練者ではないので、完璧な指南は不可能なのですが、今回のKomplete10 Ultimate導入に際し自分なりに気付いた点やこれから導入を予定している方のための参考になればと思い、自身の忘備録として書いておくことにします。

※PCのOSは「Windows10」を例としています。

 

本ブログより更に分かりやすく、そして「圧倒的に」見やすい解説をされている方がたくさんいらっしゃると思いますので、そちらと併せて見て頂くと幸いです。

完璧な知識がなくても、これだけの中途半端な認識でも弄ってりゃ何とかなるっていう話です。

 

今回は私が使用している「Ableton Live 9」における動作設定を見ていきます。

他のDAWCubase、Logic、Sonar等)でも操作や使用プログラム言語に多少の違いはあると思いますが基本概念は同じです。

 

◆簡単に言えば、設定は「AUDIO」と「MIDI

「AUDIO」設定

「AUDIO」設定はその名の通り、スピーカーやヘッドホンから音を出すためのもの。

この設定はDAWで行います。

Ableton LiveではまずLiveを起動し、左上部の「オプション」タブをクリックし表示されるプルダウンメニューから最下部の「環境設定」を開きます。

 

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環境設定画面になるので、左側メニューの上から2番目「Audio」をクリックします。

下画像です。

「ドライバタイプ」は使用しているPCや接続スピーカーの機種により差異があるため確認が必要ですが、基本的に使用可能なものが表示されているためうまくいかない(音が出ない)場合はいずれかを選択し直します。

「オーディオ入力デバイス」はマイクやその他機器に準じたものが接続&認識されていれば表示されるのでそれを選択します。

重要なのが「オーディオ出力デバイス」で、PCから直接音を出すのか、接続しているスピーカーから音を出すのかによって大変重要な項目となります。ここが出来ていないと音は出ません。また、DTMではオーディオインターフェイスを使用することが多く、接続されていれば該当の機器名が表示されます。但し、オーディオインターフェイスのドライバーインストールが必要な場合、インストールが完了していないと表示されません。

下の画面は、音の出力がPCからの状態を示しています。

 

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ここではサンプルレートやレイテンシー(遅延)についての言及は割愛します。

DAWでの出音にノイズが乗ったり、動作反応が遅い場合などに参照、調整する項目です。

 

MIDI」設定

MIDI」は一口に説明が困難ですね・・・。

MIDI設定」、要は接続された互いの機器の間で信号のやりとりを行う送受信設定(のような?)もの。DAWDTM)で言えば、MIDIキーボードやその他MIDIコントローラー全般とPC(DAW)の間での話ですか。

MIDIコントローラーは手元で操作でき大変便利なのでここでの設定も非常に重要です。

今回のKomplete導入でいくつか難解な場面があったのでかいつまんで端的に説明します。

まず、Liveを起動し、先ほどの「AUDIO」設定と同じく「環境設定」を開いてMIDI設定といきたい所ですが、その前にKompleteではAbleton使用前にやっておくべき作業があり、これをスルーしているとMIDI設定がうまくいきません。

この解説はNative Instruments公式サイトの「サポート」→「ナレッジベース」に詳しく書いてあります。インターネットのサイト(解説)検索だとなかなか見付けにくいのと、見落としがちな部分なので注意が必要かと。

 

KOMPLETE KONTROLのためのAbleton Live設定 | ナレッジベース | サポート

 

この設定は「Komplete Kontrol Sシリーズ」をMIDIキーボードとして使用する場合のものです。

要はここに書いてあるように「高度なホストインテグレーション」を実現するため、AbletonにKomplete Kontrol Sシリーズを「コントロールサーフェス」として認識させるための設定ということでしょう。

Ableton+Kompleteの場合、まず「Ableton」があって、そこにプラグインとして「Komplete10 Ultimate」が乗っかり、更に「Komplete Kontrol ソフトウェア」を仲介役のプラグインとして差し込んで、Kontrol Sキーボードに橋渡しを行うという複雑な信号経路を伝うので最初は戸惑う事が多々あります。これらを「完全連動」させるには一筋縄ではいかないようです、特に初心者ユーザーにとっては、です。

 

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上記の設定を終えたら、Abletonの「環境設定」で今度は上から3番目の「MIDI SYNC」を開きます。

コントロールサーフェスのドロップダウンリストを開き、その中から「Komplete Kontrol」を選びます。(上記の設定をしておかないとこのリストに「Komplete Kontrol」が表示されません)

その横の「入力」「出力」には同じくドロップダウンリストから「Komplete Kontrol DAW1」を選びます。

下の「MIDI PORT」は「トラック」「リモート」の該当箇所を「ON」にします。

ところで、ここの設定で、上画像でも表示されている「Microsoft GS Wavetable Synth」がPC上で機能していると、そもそものリスト選択が出来ないので、これを無効にする必要があります。手順は以下です。

 

「コントロールパネル」→「ハードウェアとサウンド」→「サウンド」と進み、「再生」タブの「既定のデバイス」をクリックして下の「プロパティ」をクリックします。

プロパティーウィンドウが開いたら、Advanced(詳細) をクリックします。

そこで、エクスクルーシブモード(排他モード)のオプションの両方、「アプリケーションによりこのデバイスを排他的に制御できるようにする」と「排他モードのアプリケーションを優先する」それぞれのチェックを外します。

そしてLiveをリセットします。(初期状態に戻るのでLiveセットが保存されている場合はバックアップ必要です)

「ローカルディスク(C)」→「ユーザー」→「ユーザーネーム」→「AppData」→「Roaming」→「Ableton」→「Live9.5(使用している最新バージョン)」→「Preference」と開いて「Preferences.cfg」「undo.cfg」「Template.alsを削除します。(旧バージョンの中にもあれば削除します)

そしてLiveを再起動します。これで「Microsoft GS Wavetable Synth」対策は完了となります。

 

以上の手順でAbleton LiveMIDIコントローラーであるKomplete Kontrol Sキーボードは互いを認識したことになり、スムーズにいけばこの後プラグインでKomplete10 Ultimateの製品を立ち上げて使用すればいいのですが、私の場合、ミスを犯したため手間取る結果となりました。

 

ここで注意事項として挙げておきますが、Ableton Liveの「プラグイン」から直接「Battery」や「Kontakt」等を起動してもKontrol Sキーボードで操作は出来ますが、Light Guideは反応しません(パラメーターディスプレイも無反応。ブラウズはOKで音もちゃんと出ます)。いわゆる他の一般のMIDIキーボードと同じ状態です。ここはせっかく「完全連動」を唄うKontrol Sキーボードなので納得する訳にはいきませんね。

要は、「完全連動」させるには必ず「Komplete Kontrol ソフトウェア」プラグインでまず起動しなければならないということ。なので「プラグイン」メニューから「Komplete Kontrol」をMIDIトラックに差します。

 

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これで起動し、全てのKomplete Kontrol Sキーボードの機能がDAW上で使用できます。

 

先に述べた「私のミス」とは、この「プラグイン」メニューの中に「Komplete Kontrol」がなかったこと。

Komplete10 Ultimateの各製品をAbleton Liveプラグインとして認識(参照)するために、私はLiveのフォルダ設定でカスタムフォルダを作成し、そこにKomplete10 Ultimateをコピーして置いたのですが、Komplete Kontrolは貼り忘れていたのです。

先に書いた「Komplete KontrolのためのAbleton Live設定」の中で、「Komplete Kontrol.adg」というホストインテグレーションファイルが出てくるのですが、これを間違えて貼っていたという失態・・・。プラグインファイルは拡張子が「.dll」です。

 

この重要なファイルはデフォルトで、「ローカルディスク(C)」→「Program Files」(64bitの場合。32bitだと「Program Files (×86)」→「Native Instruments」→おそらく下の方の「VSTPlugins 64bit(32bit)」にあり、他のKomplete10プラグインファイル(.dll)もそこです。

この場所をAbleton Liveが見ていればOKな訳です。

 

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ということでちゃんと動いてくれました。

「Polyplex」起動時にややもたついたりたまに落ちたりすることがありますが、バリバリ働いてます。「Battery」も良いのですが個人的には「Polyplex」の方が音が面白いと言うか斬新というか、分かりやすさも良い感じです。

 

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Kontrol S25もようやくAbleton Live上でバリバリに動かすことが可能になりました。

スタンドアローンだとただ「触るだけ」で、やっぱホストシーケンサーの元で記録して音を作っていけるのは楽しいです。

 

それとAbleton Liveは最新バージョンの9.5がリリースされました。既存ユーザーは無償アップデートOK!早速入れてみましたが、結構インストールに時間かかります。

画面表示の僅かな変更やプリセット音色の追加などもあって良いアップデートなのではないでしょうか。ほとんどがPush 2のためのバージョンアップだと思いますが。

 

長々と書きましたが困った方の参考になれば幸いです。

これでも分かりにくい部分はあると思いますので、正直困ったらNative InstrumentsAbletonサポートに問い合わせた方が良いと思います。Abletonはサポート返事にやや時間かかりますが、Native Instrumentsは超速で返答来ますので助かります。

 

ではまた。